僕自身、自分のサイトを売却 ( しかも高額で ) する日が来るとは考えたことはありませんでした。
実はブログって、売れるんです。
- 違うジャンルのブログを書きたい
- 新しいビジネスへの軍資金にする
- 一人で更新、管理ができなくなってきたから売りたい
十人十色、理由は様々。
既に自身が運営するサイトの売却を検討している方がおられるかもしれません。
僕自身も新しいビジネスに移行したいと感じており、ブログとの両立が難しいので、収益が下がってきたサイトは手放したいと考えるようになっていました。
そして運営期間1年に満たないブログをなんと100万円で売却に成功!
次のビジネスのためにまとまった軍資金を得ることができました。
今回のお話はその時のことを時系列で示しており、ざっくりですがサイトM&Aの流れを知ることができます。
その他にも金額の決め方や条件、売却に関するちょっとしたアドバイスも書かせていただきました。
何も知らないと、実は高額で売れるサイトも知らずに安値で売ってしまったり、交渉がうまくいかないだけでなくトラブルになるケースもありますのでどうか最後までご覧いただきたいと思います!
どこでサイトを売却したの?
僕がサイトを売却したのはサイトキャッチャーさんです。
自分のサイトをサイトキャッチャーに商品登録し、購入者を募るという仲介屋さんのような存在です。
売買のプランとしては2つです。
- 売り手と買い手の2者だけで話をする「直接交渉プラン」
- 仲介担当者に相手との交渉を任せる「サイト売買仲介プラン」
直接交渉プランの場合は手数料は売却額の 3% ポッキリでお得、計算もわかりやすいです。
ただデメリットとして、
- 交渉や、売却後のやりとりは全て自分で行わなければならないこと
- 買い手がつきにくいこと
サイトキャッチャー担当者の方によると実際に成約率が下がったり、トラブルに発展するケースも稀にあるとのことでした。
直接交渉プランに買い手がつきにくい理由は、ひとつです。
顔の見えない人といきなり高額なやり取りをするわけですから、変な人やいい加減な人が来たら正直しんどいですよね。(これは買い手、売り手両方に言えることです。)
そこで僕が選んだのは「サイト売買仲介プラン」です。
手数料こそ高くなりますが、メリットとしては以下のようなものです。
- 仲介人がいる方が買い手がつきやすい(売れ残りにくい)
- 第3者がいるので値段交渉されにくい
- トラブルが避けられる
僕は100万円で売りに出していたので
100万円 ー 基本料 10万円 ー 手数料 10% (10万円) = 80万円
実際の振り込み金額は20万円ほど削られてしまいましたが、
直接交渉を嫌がられて売れ残る→サイトの価値が下がり、結局さらに値段を下げざるを得なくなると思うと、僕の中では買い手がつきやすい仲介プランしか選択肢がなかったですね。
時間に余裕のある方やできるだけ高額で取引したい方、交渉が上手だと自負する方々は「直接交渉プラン」で全然いいと思いますよ!
売却額の目安や条件は?
自分のサイトが実際に売れる価値があるのかは一番気になるところですよね!
売却額の目安
僕の感覚ですが、月10万円くらいの収益があるサイトなら最低でも120万円以上の金額はつけられると思います。
もちろん、
- どんなジャンルのブログを書いているか、
- コアアップデートの影響を受けたかどうか
- アクセスが下がりながら10万円なのか、昇り調子の10万円なのか
などでも値動きはしてくるので一概には言えませんが。
僕の売却したブログは放置で月5〜8万円ほどの収益があり、一度100万円で出してみようと思ったらドンピシャでした。(もう少し高値で出しても売れたかなーと少し後悔…。)
金額の目安をつけるとしたら
半年間の月収益の平均値 ✖️ 12〜15ヶ月 = 売却額
くらいに考えておいてもいいのかなと思っています。
ただ、大金が動く取引ですので、登録の時には正確な情報を記入しましょうね!
売却できるサイトの条件
売却できるサイトに条件はあるのでしょうか?
- 本国の法令を遵守していないサイト
- アダルト系サイト
- マルチ商法まがいのサイト
- 売主が売却する権限を失っているサイト
- 該当サイトが利用しているサービスが、譲渡を規制しているサイト
- 1つの譲渡対象を複数の相手に売却できる案件
サイトキャッチャーの場合、アダルト系サイトは売買できないのでお気をつけください。
その他はほとんどの条件が法に触れていることですね。
取引の流れを教えて!
次は僕自信が経験したサイトM&Aの取引の流れについてです。
まずは時系列でざっとご覧ください。
2020/7/29 | サイトキャッチャーに情報を登録 |
8/5 | サイトキャッチャー登録認証完了 |
8/6 | サイト案件として出品される |
8/13 | 買い手が見つかる |
8/14 | 買い手とアナリティクスの共有 |
8/21 | ウェブで3者面談→口頭で仮契約を結ぶ |
8/24 | サイトの譲渡を書面で正式に決定 |
(この間にデータの受け渡し、広告会社の引継ぎ等、山のような事務的作業) | |
9/8 | WPXサーバー間のドメイン譲渡は書面の手続きが必要であると発覚 |
10/2 | WPXより正式にドメイン譲渡の許可が降りる |
10/6 | 自分のサイトをWPXから削除→買い手様の検収期間に入る |
10/13 | 検収完了 |
結果を見ると、すごく時間がかかりました。
案件として出品されて買い手がつくまで1週間なので、当初は早い方だと感じていました。
これはサイトキャッチャーさんの「サイト仲介プラン」の賜物ですね!
ウェブ面談もスムーズに済み、「おおーこれは取引成功だな♪」と少し調子に乗っていたところ、データ受け渡しの時につまづいてしまいます。
サーバー間のドメイン譲渡は書面の手続きが必要であると発覚
サイトを売る側は、サイトのデータを購入者に引き渡す作業は必須です。
それには2つの方法があります。
- サイトのバックアップデータを移行する
- ドメインを譲渡する
①の「バックアップデータを移行する」とはすなわちサイトの引越し作業です。
バックアップデータをとって買い手に渡す。
↓
買い手がデータをサーバーにアップロードする
↓
自分のサーバーからサイトを削除する
バックアップデータを渡す方法は、サイトM&Aでは多くの方が選択する方法ではあります。
ただデメリットとしてはバックアップデータをとったり、相手に渡したりと言う技術的な不安、手間が発生します。
自分は大丈夫でも、相手がPCの作業を苦手にしているとここで長引いてしまうことも…。
そういった悩みがないのは②のドメイン譲渡と言う方法。
ドメイン譲渡はサーバー会社への書類での手続きでサイトの権利を移行する方法です。
ドメイン譲渡のメリットとしては技術的な作業が全くないこと。
家で例えるなら、家具などの引越しの必要はなく、自分が出ていって買い手がそのまま住むだけです(表札を変えるだけみたいなイメージです)。
書類上の手続きだけで管理者が変更されますので技術的な問題や不安がありません。
僕と買い手様で相談したところ、「データの引越しはめんどくさいですよね」と言うことになり、今回はドメイン譲渡を行うことになりました。
ただ、やってみてわかりましたが、この手続きが結果としてめちゃくちゃめんどくさかったです笑
STEP 1
wpxのドメイン譲渡に関しての書類をダウンロードし記入、印鑑証明とともに買い手様に郵送。
STEP 2
僕が郵送した書類に買い手様も記入し、買い手様自身の印鑑証明も同封しwpx本社に郵送。
あとはひたすらwpxからの連絡を待つ…
この手続きにおよそ3週間ほど費やしてしまいました。
サイトM&Aしていたことも忘れかけた頃ようやくwpxからメールが届き、譲渡が完了。
そこから買い手様の1週間の検収期間を経て、譲渡は完了となりました。
無事サイトM&Aの取引を終えて
2020年10月某日、2ヶ月半にわたる取引を無事終えることができました。
売却後1ヶ月間はまだ買い手様に何かアドバイスができることがあれば、連絡を取れるようにしております。
買い手様も気が長く、お話をしてもとても気さくな方だったので本当に感謝しています。
それにしてもめんどくさかったのはwpx間のドメイン譲渡の作業!これにつきます笑
まとめ
僕の場合は運よく、気持ちの良い買い手さんに巡り合うことができました。
気をつけたいことはやはりトラブルにならないようにすることです。
サイトM&Aはどうしても高額な取引になります。
連絡の遅れや言葉使いで不安や不快感を与えてしまうと破断することも大いに考えられます。
- 正確に正直にサイトの情報を書く
- 買い手がついたら誠心誠意対応する
この2つは心がけておきましょう!
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